SKY AQUARIUM�U

東京アクアリオ2008では不完全燃焼だった管理人は、家族へのご機嫌取りも兼ねて、展望台 東京シティビュー（六本木ヒルズ森タワー52F）内で開かれている　スカイ　アクアリウム�U　with　ペリエカフェにも足を伸ばすことにしました。
アクアリオが開催されている日なので、展望台行きエレベーターの混雑を恐れていましたが、意外とスムーズに乗れて拍子抜けでした（帰り際に覗いてみると、エレベーター前が混雑していましたので、時間帯が早くて助かったようです）。

超高速でかつ揺れの無いエレベーターで展望台に着くと、そこは東京の町並みを見渡すことができる、正に絶景スポット・・・

が広がる予定でしたが、当日はガスが懸かり遠くまでは見渡せない状況でした。それでも充分楽しむことが出き、一行はすっかり気をよくしたのでした。
しばらくの間展望台を楽しんだ後、いよいよスカイアクアリウムに入ることにしました。

パラダイス　フォール

先ず最初に待ち受けているのがパラダイス　フォールという階段状に配置されている水槽群です。水槽の中にはクマノミ各種が大量に泳いでいます。

パラダイス　フォールに設置された水槽枠には切り欠き部があり、上位に配置された水槽から下位の水槽に向かってオーバーフローさせている仕組みです。

従って切り欠き部は滝のように水が流れています。
パラダイス　フォールが設置されている場所は外光が当たるので、昼間はこんな感じで水槽の中は薄暗く、ライトアップされた夜のほうがより楽しめることでしょう。
またペリエカフェが隣接しているので、ここではカクテルを飲むことが出来ます。ここでカクテルを飲もうかなという方は、予めスカイアクアリウムのサイトからクーポンをプリントアウトしておくと、割引になります。

アート　アクアリウム　ギャラリー

海水水槽、淡水の水草水槽が展示されています。どれも素晴らしいレイアウト水槽で見ごたえがあります。

女の子が水槽を通り抜けている！！
わけではなく、アート　アクアリウム　ギャラリーの周囲の壁は鏡で出来ているので、こんな写真が取れました。
水槽照明以外はない暗闇で、周囲が鏡で囲われているため、広いスペース内に沢山のレイアウト水槽が置かれているような錯覚に陥り、とても幻想的でした。そんな訳で、ここは人が少ない時間のほうがより楽しめると思います。

ジャポニスム　ギャラリー

ここに置かれている屏風水槽は一番のお勧めです。水槽の背面が白く、そこに影絵のように木立や鳥や魚の影が映し出されます。それだけではなく実際に水槽の中を泳いでいる金魚の影もゆらゆらと写り、とても幻想的な世界が広がります。以下の動画で少しだけ気分が味わえますが、是非実物を見ていただきたいと思います。

優雅な音楽とゆったりした影の動きによって、ここが六本木ヒルズ内であることを忘れてしまいます。

アクアリウム　ラボ
ここは珍しい生体が主体の水槽や様々なイルミネーションにてライトアップされた神秘的な水槽が置かれています。光ファイバーを利用した水槽のガラスにこんなシールが張られていました。
これを見てピンと来られた方はアクア暦がある程度長い方でしょう。ガラス系のろ材で有名なシポラックスの元？製造元であるSCHOTT社です。

スカイアクアリウムとは関係ありませんが、シポラックスについて興味深い話が掲載されているサイトを見つけましたので、以下に紹介します。

精研硝子株式会社サイト内　「ガラスおもしろエピソード」　へ

このページの「変わったガラスの話」にシポラックスの生みの親のお話が掲載されていますよ。興味をもたれた方は覗いてみてください。

アース　アクアリウム

ここでは直径1.5mもある巨大な球形水槽が主役です。写真にはまったく写っていませんが、水槽には薄っすらと大陸が描かれています。この球形水槽はゆっくりと自転しています。写真の写りが悪いのですが、実物はとても綺麗で、まるで宇宙から見た地球のようです。

会場全体が暗いこともあり、管理人の腕では写真写りが悪かったので、興味のもたれた方は他サイトの美しい写真を参考にしてくださればと思います。他のサイトを覗いてみて分かったのですが、実はスカイアクアリウムの多くは写真撮影禁止だったようです。そのような看板には気づかなかった上、ほとんど全員が写真を取っていたので、管理人もバシバシ撮ってしまいました。

スカイアクアリウム�Uは9/28まで開催されています。まだ見られていない方は覗いてみてはいかがでしょうか。一般の入場料は2000円とちょっとお高いのですが、展望台の入場料1500円分が含まれていると思えば、実質500円でこれだけ楽しめるので、お得な感じがします。
家族連れでなければ、ライトアップされたパラダイス　フォールが見られる夜のほうが楽しめそうです。夜はカップルで溢れているのではと躊躇してしまう方でも、そんなことは気にせず男（女）一人で幻想に浸る・・・なんてのもアリだと思います。水族館や熱帯魚屋さんでは決して味わえない世界がそこに広がっていますので、日常を忘れさせてくれることでしょう。

管理人一行は不完全燃焼だったことはすっかり忘れ、六本木を後にしました。
（記事作成　'08.09.21）

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