2007 ジャパンペットフェア　その2　

2007　ジャパンペットフェアのレポートの続きです。その２として、コトブキ工芸とニッソーをレポートします。

コトブキ工芸

なんと言っても目を引いたのが新型であるパワーボックス SVです。名前の通り、ますますスクエアーなデザインとなりました。色も黒/グレータイプと白/グレータイプの2種類となり、印象としてはまるで無印良品のようです。とても奇抜なわけではないけど、それでいて野暮ったくもないような。説明の方の話ではレグラススタンドにも合うように魅せるデザインを意識したということです。見た目の高級感は前作を大きくしのいでいるので、とても期待できますね。
写真左
黒/グレータイプ

写真右
白/グレータイプ
旧パワーボックス45(定価9660円)に相当するのがパワーボックスSV4500-BorW(定価11550円)。
旧パワーボックス55(定価12075円)に相当するのがパワーボックスSV5500-BorW(定価13650円)。
旧パワーボックス90(定価14175円)に相当するのがパワーボックスSV9000-BorW(定価15750円)。
若干価格が上がるようですが、旧パワーボックスはお値ごろだったので、新型も価格の上でも期待できます。
バスケット数はSV4500が2個、SV5500が3個(カタログでは2個との表記も見られますが、写真や図から3個が正しいと思われます)、SV9000が4個で、カタログにはろ過槽容量UP(当社比)とあり、これまた期待できます。
記事中、期待の文字がたくさん踊っていますが、これはコトブキさん会心の作だと私は思います。使ってみたら・・・なんてがっかりさせないでね、コトブキさん。

次に目を引いたのが、参考出品されていたライト群です。デザインはフォリアシリーズにも採用されているコトブキさんのトレンドデザインであるかまぼこ型。蛍光灯とメタハラの両方が展示されていました。

蛍光灯のうち60cm水槽用はALUMI LIGHT600のネームプレートが付いており、色はシルバーで、水槽の上に載せるだけでなく吊るすことも出来ます。外形は高さがあるため、載せて使用するにはちょっと大きく感じますが、吊り下げにした場合はそんなに気にならないかも。FL管でなく、FHF管にしてもう少し薄くしたほうがスタイリッシュになると思いますがどうでしょうか。

メタハラのほうは150Wで、セード部はコンパクトに感じられました。
これらライト群は参考出品であり、このような場で好評ならば商品化されるようなことを伺いました。商品化の際には70Wのメタハラもあると良いですねとちょっとだけお願いしておきました。

新しい水槽も展示されていました。その名はBLADEシリーズで、アルミ？製の枠有り水槽です。60cm水槽ではBLADE600LH（L600×D450×H500！！）が展示されており、そのサイズも手伝って堂々とした風格です。この水槽はネームプレートに近日発売と記載されているので、商品化が決定されている模様。先ほどのALUMI LIGHTはこのBLADEにあうようなデザインなので、併せて発売されるかもしれませんね。

一部の写真に写っていますが、コトブキブースの展示品には至るところに「日本製」のプレートが張られており、亀山産のアクオスのように品質をアピールされていましたよ。

ニッソー（マルカン）

ニッソーのブース（正確にはマルカンブースのニッソーブランドコーナー）は、GEXやコトブキに比べると若干地味で、カタログも薄いのしかなく寂しいイメージがあります。ぜひここで一発頑張ってもらいたいものです。
先ずパワーキャニスターの新製品から。
パワーキャニスター10(45～60cm水槽用）はバスケット2個でろ過槽容量は5.5L。パワーキャニスター20(60～90cm水槽用）はバスケット3個でろ過槽容量は7.5L。パワーキャニスター30(90～120cm水槽用）はバスケット4個でろ過槽容量は9.0L。デザイン的には目を引くところはさほどありませんが、外部フィルターを古くから発売していることもあり、使い勝手やその機能に期待が高まります。

次に新しい水槽として、以前発売されていたクリアスティングレー　ミレニアムの復刻版と言うべきクリアスティングレーtype-Xシリーズが展示されていました。その60cm水槽はクリアスティングレーtype-X600と言い、仕様は以下のようになっています。

メーカー	名称	規格	曲げガラス	H mm	W mm	D mm	重さ kg	容量 L	縁	縁色	前側面厚さ mm	背面厚さ mm	底面厚さ mm
NISSO	クリアスティングレーtype-X600	○	○	350	600	290	9.6	51	背角	透明	5	5	10
(参考) コトブキ	レグラスR-600	○	○	360	600	300	11.5	57	無	－	6	6	6
(参考) GEX	ラピレスクリア600	－	○	320	600	300	16	57	無	－	6	6	6
(参考) トリオ	ビバリアアール 6036	○	○	360	600	300	9.8	48.6	無	－	5	5	5

とても美しい仕上がりの上、ニッソーの水槽ということもあり、ライバルとなるコトブキ　レグラスR-600、GEXの新製品ラピレスクリア600、トリオ　ビバリアアール6036らと比較購入の際は迷うことになるでしょう。

また既に発表されているSAFETY MATE600も展示されていました。

当サイトのSAFETY MATEのコンテンツに小口の処理のこと記載しましたが、展示水槽を見たり触ったりしましたが、小口は特に隠蔽するような処理はされていないようです。

最後に、ライトは気になるものが展示されていました。その名はalius（エリアス）、アルミ製のインバーターライトです。60cm水槽用はalius600と言い、仕様は以下のようになっています。

名称	管種	インバータ	蛍光灯定格 W	本数	合計 W	H mm	W mm	D mm
alius600	FL20+ LED	○	18	2	36	70	610	150
(参考) フラットインバータライト	FL20	○	18	2	36	42	628	134

高さはフラットインバータライトの42mmに比べると若干厚さがあるのですが、スタイリッシュな外観と言えます。蛍光灯消灯時には常夜灯機能としてLEDランプが点灯するとのことですが、タイマーで管理している場合はどうなるのでしょうか？電池内蔵なのかな？まだカタログにも記載されていない上、1台しか展示されていなかったので、すぐに発売されないものと思われますが、期待して待っています。
（記事作成　'07.04.01）

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