2007 ジャパンペットフェア　その3　

2007　ジャパンペットフェアのレポートの続きです。その3として、目に付いた新製品情報をお届けします。

スドー

120cm水槽用のパラディオ120が参考出品されていました。ものすごいスリムな筐体に目を奪われて、肝心なW数と使用本数をチェックし忘れてしまいました(ネームプレートの紹介文を判読した限りFHF管を使用しているとのこと）。
なお、写真左側に写っているのは、新型外掛けタイプフィルターのPROSSIMO（プロッシモ）です。

トリオコーポレーション

ちょっと面白いものを見つけました。それはトリオからEXOTERRAブランドで発売される爬虫類飼育用ライトの新製品です。

コンパクト トップ600は同ブランドのレプティグローUVBコンパクトランプ（電球形蛍光灯26W　口金E26）を2本取り付けて使用します。驚異的なのはそのお値段。驚きの希望小売価格4800円也。反射板も備えており、60cm規格水槽では2基載せるとはみ出ますが、ワイド水槽ですと2基載りますね。そうすると26W×4なので104Wインバータライトとなります。ただし爬虫類飼育用ですので、カバーは無しで、防水的にも問題があるのですが、これの熱帯魚版で、もう少し奥行きの狭い（150mm以下）ものがあれば面白いなと感じました。

家に帰ってから入手したカタログを眺めていると、とても興味深い新製品が掲載されていました。
それはビバライトスリムの新型です。ペットフェアで実際に展示されていたのか不明です。現行品は沢山展示されていましたが、新型はまったく気が付きませんでした。あ〜もっとよく見ればよかった。不覚だ〜。
気を取り直して、カタログより現行品と新型の違いを挙げてみると以下のようになります。

2灯のほうは、奥行きが大きくなりましたが高さが低くなりました。現行品は4灯のライトよりも高さがあり、いまひとつのスタイルかなと思っていましたが、新型は4灯と同様の形状となっています。また、現行品の縁はつや無しグレーで、プラスチック感が出すぎているので、ここの部分でちょっと高級感が損なわれていました。しかし新型はこの部分が銀色（材質は金属かプラスチックかは不明）となり、カタログの写真ではとても高級感があります。
特筆すべきは、LEDのナイトブルーランプ（何灯かは不明）が付いて、夜は幻想的な雰囲気を楽しめること。ニッソーさんのalius600の場合、蛍光灯消灯時に常夜灯機能としてLEDランプが点灯するとの説明があり、タイマーで管理している場合はどうなるのか疑問でしたが、ビバライトスリムの場合、特にカタログに説明がありません。タイマーがONの状態のとき、蛍光灯を消すとLEDだけ付いたままになるということかなと想像しています。

次に4灯のほうは、現行品とスタイルは一緒で、LEDのナイトブルーランプが追加されただけのようです。
特に2灯の新型についてとても興味を持ちましたので、ぜひ現物を見てみたいと思いました。

キョーリン

冷凍飼料であるひかり クリーンシリーズに新製品が加わります。それはクリーンワムシとクリーンコペポーダです。
クリーンワムシはブラインシュリンプの幼生より小さいので、淡水・海水の稚魚用に最適だということです。ワムシの体内にビタミンや海水魚の必須脂肪酸であるDHAやEPAを取り込んだバイオカプセルフードだそうで、ちょっと興味が湧きますね。（実は20年位前にDHAやEPAを含有する油で菌を飼育し、その菌でワムシを飼育することをしていたので。正にこれと同じですね。）
一方クリーンコペポーダはブラインシュリンプの幼生とほぼ同じサイズで、淡水・海水の小型魚（稚魚）用に最適だということです。こちらはDHA、EPA、そして色揚げ効果が期待されるアスタキサンチンを含むことが特徴です。
このような特徴的な新製品が発売され、また餌選びに悩むことになりそうです。

ざっと　2007　ジャパンペットフェアの特に60cm水槽関連の新製品についてレポートしましたが、ちょっとは楽しんでいただけましたか?
子供たちをカブトやクワガタ、小動物で楽しませている間に、駆け足でアクア関連ブースを巡るという少し忙しい状態でしたが、一家で楽しめたイベントでした。
各社新製品を見て、感じたことは、今年はシルバー系が流行で、製品全体が高級側へシフトしているということ。ここ数年景気が回復したこと、団塊世代が退職する年代となり、余裕が出来た人たちが熱帯魚を飼育することを狙っていることなどが要因かな、と勝手に想像してみましたが、みなさんはこのレポートを見てどう思われましたか?

説明してくださった各社説明員の方、ご丁寧にありがとうございました。そしてアクア関連の各社の皆様、魅力的な新製品を沢山用意していただきましてありがとうございます。こちらもお金を用意して、いや、どんな製品に仕上がっているか吟味しようと手ぐすね引いて待っていますよ。
（記事作成　'07.04.01）

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